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日本中心
- 2012/07/11(Wed) -
2012年4月21日
コース:松本~辰野~鶴ヶ峰展望台~日本中心の標~大城山~日本中心のゼロポイント~荒神山公園

 今回はついに、日本の中心までやって来ました。日本の中心はJR中央線と飯田線が分岐する辰野町にあります。辰野町役場の公式サイトから案内を引用編集します。

 辰野町と下辰野区は、北緯36度と東経138度が0分00秒で交差する大沢地籍の区有林内にある通称・ゼロポイントに、「日本の地理的中心」と記した、高さ2mの標柱を建立しました。この地点は大城山山頂の北、約1キロ地点にあり、上平出地区からは湖北衛生センターのほぼ西、約500mの山中にあります。
 同地点から北西の鶴ケ峰には、昭和45年に建設された「日本中心の標」と展望台があります。地元と町では、両地点を結ぶトレッキングコースを整備し、小野のしだれ栗森林公園と併せて「塩嶺王城県立公園」の誘客強化を図りました。
○ 「日本の地理的中心」について
 緯度経度が0分00秒で交わる点は国内に40カ所ほどあります。その中でも、辰野町のゼロポイントは「日本の地理的中心」である、との記載が「信州学大全」(元長野県立歴史館館長 市川健夫氏著)にあります。また町を訪れる観光客からは「日本の中心」を尋ねる問い合わせが以前からあり、静かな話題となっています。
○ 鶴ヶ峰「日本中心の標」と通称「ゼロポイント」の関係について
 大城山の北方鶴ヶ峰(標高1225.0m)には昭和45年に設置された石碑「日本中心の標」があり、碑には「東経137度59分36秒、北緯36度00分47秒」と刻まれています。この鶴ヶ峰には高さ6m、8角形の展望台があり、展望台に登ると視界はほぼ360度で、北・中央・南アルプス、八ヶ岳を望むことができるとても眺望の良い場所です。
 一方、ゼロポイント地点は山中にあり、眺望は良くなかったため場所をずらして鶴ヶ峰に設置したようです。 いずれにしても、辰野町のシンボル的な山である大城山近くを交差するこのゼロポイントが、「日本本土の中心」として観光に大いに寄与できるものとして開発された経緯があるようです。なお、「日本中心の標」の文字の揮ごうは辰野町の名誉町民である画家の中川紀元氏によるものです。

 この公式サイトと、ゼロポイントにある案内板で全体の概要は分かります。大まかには、日本の中ほどにある経度緯度がちょうどの整数で交わる所、と地理的、位置的なことが強調されています。さらに、この辺りを諏訪や塩尻くらいまでを含めた塩嶺周辺全体で考えると、ほかにも、日本の中心というにふさわしいいろいろな特異点が見えてきます。いくつか上げてみます。

① 日本の主な地域への交点になっている
鉄道、国道、高速道にしてもここを中心に見ると
東は 山梨から関東、首都圏、東京へ
南は 伊那盆地を通って東海地方のまん中へ
西は 木曽路を通って、名古屋中京圏から、京阪神、西日本へ
北東へは和田峠を越えて上田、長野を通って新潟から東北地方へ
北西の北陸地方へ向かうならば松本、糸魚川と行くか、直接の安房峠越えを
このような交通網の結節点は、扇の要であり、空港でいえばハブ空港のような所です。

② 河川も日本を代表する大河川の上流、源流が集まっている
 塩嶺自体は天竜川と支流の小野川にはさまれていますが、少し東からは富士川の、少し西からは木曽川の、北からは信濃川の支流も含めた源流が流れ出しています。

③ 太平洋側、日本海側のほぼまん中

④ しかもそこが中央分水嶺になっている

⑤ 中央分水嶺のほかにも 中央 と縁があり、中央の中にある
 近くに「中央」自動車道が走り分岐点になっている
 善知鳥峠で「中央」アルプスともつながっている
 地質的には「中央」構造線が通り、フォッサマグナ西縁との交点ともなっている
 何といってもJR「中央」線に、三角に囲まれている。中央の中にあるのだから、中心といえる

⑥ 日本の東西人口のほぼまん中
 人口分布には重心のほかに、中央値中心という数値があります。これは緯度と経度のそれぞれについて、人口分布の中央値となる点をいいます。その地を通る経線より西の人口、東の人口、その地を通る緯線より北の人口、南の人口は、全て等しくなるような地点で、日本全体では、2005年現在、飯田市付近だそうです。ということは、経度はほとんど変わらない塩嶺もほぼ東西人口の中央といえます。

 ほかにも、この地には細かい特長がありますが、この①~⑥まではそれぞれ別々のことが偶然に重なって起こっている所へ、さらに経度緯度がゼロポイントで交わっていますので、中心かどうかということ以上に、奇跡的な特異点と思います。
 実際に現地を歩いてみると、展望台からの眺望はいいですが、わりとどこにでもありそうな尾根道や山の斜面といった気がします。ゼロポイントへの案内標識はいい味の手作り感がありました。せっかく 日本中心 とうたってますので、群馬嬬恋村や横浜でも行われている 愛を叫ぶ イベントを、ここならば
「日本の中心で愛を叫ぶ」
と、企画できますね。荒神山公園に寄って、辰野町を後にしました。

 次回は中心のさらにその奥へ、日本の最深奥部へ迫ります。

日本中心1 日本中心2 日本中心3 日本中心4 日本中心5 日本中心6 日本中心7 日本中心8 日本中心9 日本中心10 日本中心11 日本中心12 日本中心13 日本中心14 日本中心15 日本中心16 日本中心17 日本中心18 日本中心19 日本中心20 日本中心21 日本中心22 日本中心23 日本中心24 日本中心25 日本中心26 日本中心27 日本中心28 日本中心29 日本中心30 日本中心31 日本中心32 日本中心33 日本中心34 日本中心35 日本中心36
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コメント
- ユウスケさんへ -

日本の中心 と、言われている(というより自分から言っている)場所はほかにもありますが、
ここは、(北南中央の)日本(アルプスの)中心 には位置しています。
この日はごらんのように八ヶ岳くらいでしたので、
ここを訪ねるときは、地平線まではっきりと見渡せる日がいいですね。
中心を実感できると思います。
2012/07/15 20:58  | URL | ふさじろう #-[ 編集] |  ▲ top

- こんにちは -

ここが 日本の中心なんですね
珍しい写真を拝見できて嬉しいです^^
ゼロポイント・・・感動的ですね!
2012/07/14 13:48  | URL | ユウスケ #ZvWJaGwQ[ 編集] |  ▲ top

- 青空ヒュッテさんへ -

日本のまん中をめぐる今回のシリーズに初コメントをいただきましてありがとうございます。
日本の中心やまん中は、やおよろずの神仏がおはすこの国には、
やおよろずの中心やまん中があって、「みんなちがってみんないい」状態です。
次回に何ヶ所か紹介します。中でもここ辰野は ”立派な”中心 と思います(笑)
2012/07/13 22:23  | URL | ふさじろう #-[ 編集] |  ▲ top

- 日本中心 -

こんなに立派な中心地があったとは知りませんでした!
日本の中心で見る桜もとても美しいですね☆
2012/07/13 08:54  | URL | 青空ヒュッテ #5Gg6z9h6[ 編集] |  ▲ top


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