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四国八十八ヶ所23番まで
- 2016/09/16(Fri) -
 発心の道場の後半は、徳島市内の名刹を参拝して、18番から23番へと紀伊水道沿いに南下します。

2008年5月2日~5日

興源寺~瑞巌寺~竹林院

 吉野川流域の霊場を回って、徳島へ戻りました。徳島市内の四国霊場以外の名刹を巡りました。
 興源寺は豊臣秀吉に仕えた蜂須賀小六正勝が有名な蜂須賀家の菩提寺です。山門には強烈な赤と青の金剛力士がおはします。これならば邪気も払えるでしょう。大きな墓石が並んでいて高野山を連想しました。
 瑞巌寺は眉山の麓で庭園もあり、山をバックにした京都や鎌倉の雅なお寺のようでした。

興源寺
 徳島藩蜂須賀家歴代藩主の菩提寺。境内には巨大な墓石があり、中でも第2代藩主忠英の墓石は高さ4.2mと全国でも有数のもの。

瑞巌寺
 三重塔や茶室もある池泉回遊式庭園は洗練された風情。キリスト教が禁止されていた時代にマリア像を刻んだ切支丹灯籠がある。

竹林院
 江戸中期に作られた借景様式の書院庭園がある。正面に見える十三層塔は、静御前の供養塔と伝えられている。

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丈六寺~18番・恩山寺~19番・立江寺

 丈六寺の伽藍は彩色されていなくて、木の素材そのままなのが歴史を感じます。法隆寺や正倉院に譬えられるとおり、こちらは奈良のお寺の雰囲気でした。
 ところで、四国遍路には、「お接待」があります。これは地元の人から食べ物などを提供してもらえる、お遍路さんにはたいへんありがたい行為です。霊場によっては、お接待の人が待ちかまえていて、お遍路さんに次々とお菓子の袋を渡している所もありました。
 徳島から牟岐線で18番から先へと向かいました。ここで思いがけずに列車内でお接待を受けました。キャラメル2つを、ありがたく合掌していただきました。気持ちがとてもうれしいですね。
 19番は牡丹やつつじが美しく咲いていました。

丈六寺
白鳳年間創建の古刹。多数の古文書、古美術品、仏像などがあり、阿波の正倉院とも法隆寺ともいわれている。聖観音坐像は立てば1丈6尺にもなり寺名の由来となった。山門は徳島県内最古の建物。本堂、観音堂、経蔵は重文。

18番・恩山寺
聖武天皇の勅願により開基された。弘法大師が滞在していたとき母が訪ねてきたが、当時は女人禁制なので、大師は女人解禁の秘法を修め、母を迎え入れて孝行したという。そして山号を母養山恩山寺と改めた。

19番・立江寺
聖武天皇の勅願により光明皇后の安産を祈願して建てられた。四国に4ヶ所ある関所寺のひとつで、よこしまな心を持ったり、心がけの悪い人は先へは進めなくなるといわれている。

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20番・鶴林寺~22番・平等寺~23番・薬王寺

 20番と21番は12番とともに、阿波の霊場三難所にもなっています。どちらも山上にあって、時間的には一ヶ所しか訪ねられません。仕方ないのでより標高が高くて、ロープウェイでないと登れない21番・太龍寺はまたの機会にして、20番から22番へ向かいました。
 23番まで南下すると山内からは海が見えて、境内の樹々も南国的でした。ここでは単独の女性お遍路さんに行き会ってあいさつを交わし、一緒に参拝しました。この後も24番へと遠路、室戸岬へと遍路を続けるそうです。彼女の道中の安全を祈って、今回はここまでの管理人は徳島に戻り、四国を後にしました。

 本州から仕事で、徳島に来ている人にこんな話しを聞きました。
 「四国はJRは電化されていないし、地元の人は本州より10年遅れているなんて言っているけど、なかなかどうして、本州ではもうなくなったような、昭和の時代のような古き良さがある。気候も温暖だし、全国から集まるお遍路さんへお接待の習慣もあるためか、ほかから来た人にも排他的ではないし、とっても住みやすい。」と。
 管理人も今回は4日間いただけでしたが、うなづくところも多い出会いがたくさんあって、またいつの日か24番から続けたい四国遍路でした。

20番・鶴林寺
 桓武天皇の勅願により開基された。弘法大師がこの地で修行していると、2羽の白鶴が地蔵菩薩を守護しながら舞いおりたと伝えられる。山容がインドの霊山、鷲峰山に似ているところから霊鷲山鶴林寺と名づけられた。

22番・平等寺
 弘法大師がこの地で修行中に、加持水を求めて杖で井戸を掘ると乳白色の水がわき出し、その霊水で身を清めた大師は薬師如来像を刻み、本尊として安置されたという。山号を白水山とし、寺号は誰をも平等に救済されるように平等寺と名づけられた。

23番・薬王寺
 聖武天皇の勅願により建立された。後に平城天皇の命により弘法大師が厄除けの祈願寺とした。今では四国一の厄除けの寺。本堂までは女厄坂、男厄坂を、さらに瑜祗塔まで還暦厄坂を登る。

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四国八十八ヶ所17番まで
- 2016/09/10(Sat) -
 秩父三十四観音から4年後の2008年には、四国八十八ヶ所 に出かけました。
 こちらはとても全霊場を巡る時間はなくて、まずは四国遍路の世界を垣間見ようと、発心したのが吉日 と、発心の道場 を遍路しました。
 信心深いお遍路さんは札所順にきちんと巡礼していますが、今回、管理人ふさじろうは、1ヶ所で1日かかるような山上の霊場は時間の都合でまたの機会にして、その代わりせっかく四国まで行ったので、無理なく参拝できる、八十八ヶ所以外の別格霊場や四国の名刹を巡ってきました。

2008年5月2日~5日

1番・霊山寺~2番・極楽寺~3番・金泉寺~4番・大日寺~5番・地蔵寺

 東京から高速夜行バスで徳島に向かいました。驚いたのは東京からすでに白装束の遍路姿でバスに乗り込んでくる人もいました。早くもお遍路さんに行き会いました。
 徳島は駅前やメインストリートにヤシの木が林立して、南国の雰囲気がいっぱいです。1番はお遍路さんであふれていました。遍路用品や八十八ヶ所全体の解説もあり、一日中いても飽きない所です。秩父と同じ看板の小僧さんに思いもよらず四国でも行き会えてなつかしかったです。
 1番から3番は吉野川北側をJR高徳線沿いに西へ向かいます。4番から10番へは徳島自動車道沿いを進みます。5番はグループで来ていたお遍路さんが周りの人を誘っての読経でしたので、唱和しました。

1番・霊山寺
 聖武天皇の勅願により開かれた。その後、弘法大師が修業した際に、「人々を救うため88ヶ所を開かんと願うならば、ここを第一番と定むべし」と天の声を聞き、天竺の霊山を日本に移すという意味をこめて竺和山霊山寺と号し、四国第一番の札所とした。

2番・極楽寺
 弘法大師がこの地で阿弥陀経を唱えて修行され、結願の日に阿弥陀如来を刻んだところ、後光は海辺にまで及び漁業に支障をあたえたので、光を遮るため本堂の前に小山を築いた。それからは大漁となり、日照山の山号で呼ばれるようになった。大師堂は「安産大師」として知られ、境内に大師お手植の長命杉がある。

3番・金泉寺
 弘法大師はこの地で水不足の声を聞き、井戸を掘ったところ、黄金の泉が湧き出たことから、金泉寺と名づけられた。この由緒ある井戸をのぞいて顔がうつれば長寿であると言い伝えがある。後に、源義経一行がここに立ち寄り、弁慶が持ち上げた「弁慶の力石」も残っている。

4番・大日寺
 弘法大師がこの地でしばらく修行したところ、大日如来を感得して本尊に刻んだところから、大日寺と名づけられた。本堂と大師堂とは西国三十三観音を安置した廻廊でつながっている。

5番・地蔵寺
 嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創。本尊の地蔵菩薩の胎内に弘法大師が刻んだ勝軍地蔵が納められている。かつては300余りの末寺をもった名刹。本堂裏手に羅漢堂があり、等身大の五百羅漢が安置されている。

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6番・安楽寺~7番・十楽寺~8番・熊谷寺~9番・法輪寺~10番・切幡寺

 6番は本堂が大改修中でした。8番は多宝塔が立派です。10番は石段の長い山上でした。
 ところで、お遍路さんの移動手段はいろいろあります。ツアー団体バス(一気に混むので同時に居合わせないほうがいいです)、クルマ、バイク、自転車、公共交通プラス徒歩、全部徒歩などさまざまです。
 その中で珍しかったのは当時流行っていた、キックボードでまわっている人がいました。「歩くより速くて楽で、疲れたら列車やバスにも持ち込める」そうです。

6番・安楽寺
 このあたりは温泉が湧き万病に効くといわれていた。訪れた弘法大師は人々を病苦から救うため、薬師如来を刻んでお堂を建て、温泉山安楽寺と名づけられた。

7番・十楽寺
 この地を訪れた弘法大師は阿弥陀如来を感得し、本尊として刻んで安置したのが寺のはじまり。人間が極楽浄土で十の光明に輝く楽しみを得られるようにと光明山十楽寺と名づけられた。

8番・熊谷寺
 弘法大師がこの地の閼伽ケ谷で修行しているとき、熊野権現があらわれ、観音菩薩を授けたのが始まりという。二層の山門は300年以上前に建造され、四国霊場の木造山門としては最大級。鮮やかな多宝塔は四国最古最大のもの。

9番・法輪寺
 弘法大師により創建された。本尊は八十八ヶ所唯一といわれる珍しい釈迦如来涅槃像。

10番・切幡寺
 弘法大師がこの地を訪れ、機織りの娘に布を分けてくれるよう頼んだところ、織っている布を途中から切り、大師に差し上げた。その後、娘を得度させ灌頂を授けると、娘はたちまち観音菩薩に化身したという。大師はこの地に堂宇を建立し切幡寺と名づけられた。

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11番・藤井寺~別格2番・童学寺~13番・大日寺~14番・常楽寺~15番・国分寺~16番・観音寺~17番・井戸寺

 11番から12番・焼山寺へは、八十八ヶ所一の難所ともいわれている 遍路ころがし が待ちかまえています。サムネイルにもあるように、「焼山寺へ・・・健脚5時間・・・」ですが、弱足8時間 の管理人は、そこから先に進めなくなりそうなので、12番の代わりに、別格2番へと向かいました。17番へと徳島市内に戻ったので、次回は徳島の名刹を参拝します。

11番・藤井寺
 弘法大師がこの地で修行した時に、境内に五色の藤の木をお手植えしたところから、藤井寺と名づけられた。本尊の薬師如来は四国霊場最古の仏像で重文。

別格2番・童学寺
 飛鳥時代に創建された四国最古の寺。弘法大師が子供時代に学問修行をしたことから寺号となった。四十七文字の「いろは歌」は大師がここで創作し、児童等にひろく教えたもの。学業成就に霊験あらたかである。

13番・大日寺
 弘法大師がこの地で護摩修法していると、大日如来に一宇を建立すべしと告げられて大日寺とした。阿波国の総鎮守である一宮神社の別当寺でもあった。

14番・常楽寺
 境内は流水岩の岩盤上にある。ここで修行中の弘法大師の前に弥勒菩薩が姿を現したので、本尊として開創した。弥勒菩薩の本尊は四国霊場唯一である。

15番・国分寺
 奈良時代に聖武天皇が全国に建立した国分寺のひとつ。その頃の阿波の国の政治・文化の中心でもあった。開かれた当時は法相宗だったが、弘法大師により真言宗となり、江戸時代に再建されてからは曹洞宗に改められた。

16番・観音寺
 奈良時代に聖武天皇の勅願道場として創建され、本尊の千手観音の脇侍に不動明王と毘沙門天が安置された。これはそれぞれの功徳・威力・寿福にあやかるものである。

17番・井戸寺
 飛鳥時代に天武天皇の勅願所として建立された古刹。本尊の七仏薬師如来は聖徳太子の作。弘法大師が杖をついて一夜のうちに井戸を掘ったところから井戸寺と呼ばれるようになった。境内の井戸をのぞいて自分の姿が映れば、その一年は無病息災と言われている。

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